『結果以上のものを出す人』ができないのはなぜか?

 私が勤めている会社では、入社してきてから試用期間を3ヶ月とっています。
 この3ヶ月というのは、新人さんが会社に慣れてもらう期間であり、会社側からも
このスタッフが『使えるか(言い方悪くてごめんなさい)』というのを判断する期間です。

 つまり、ある種のお見合い期間なわけですが、どうもこの試用期間というものの意味を会社側も軽く見ているように最近感じ始めました……。

 会社は優秀な人材を求めている。
 ただゲーム業界は未だ組織としての構築が成熟していないため優秀な人材(人的マネジメント)がうまく回っていない。
(当然、大手メーカーになるとそのあたりはしっかりと経営陣が考えていらっしゃいますが)

 それに重なって、昨今の不況の影響から、成果を求める&成果を出せる人材(即戦力)を社内に確保しようとする。
 結果として、結果不十分な教育のまま、開発最前線に送り出すことに。

 昨日の投稿は『結果以上のものを出す人』は勘違いしているということでしたが、その原因はやっぱり、個々のスタッフというよりはそれを教える教育者の問題ではないかと。

 急いで戦力にしようとする。
 手順を教える。
 自分が与えられたどういう過程を経てどういう結果を生み出すか考えさせながら教育できてない。

  1. 一つ一つの行程をその意味もふまえて指示出しする。
  2. 成果物に対して、次はどういう成果物を求められているか、考えさせる。
  3. それの繰り返し……。少しずつこちらからの指示を漠然とさせ、自分で歩き出させる。

 過保護過ぎず、かといって放任しすぎず。
 バランスをもって部下と接する……。
    「おれはきちんと教えている!」
 と主張される方もいらっしゃいますが、一度じっくりと振り返ってみて。
 本当に、きちんとした教育できてますか?


【今日のオチ】
 私の部署の試用期間は半年ですよ。
 長くてごめんね。でも、こんな意味があるんですよ。
 ……と言いたかっただけ。