書くだけで人生が変わる 嫌なことノート

久々に「これは」という書籍に出会えました。

今回は「嫌な事ノート」に関して書評をまとめてみました。

現状、私の会社でも組織改編の真っ只中、その結果、ストレスは溜まる一方で、どうしたもんかと悩んでいる毎日。

・組織が変わったのに、指揮系統が前の組織にこだわっている部下。
・組織改編の規定が定められたはずなのに、その規定を毎日違う解釈をする上司。
・ノルマを果たし効率化を追求した結果、勤務時間短縮を実現したにもかかわらず、働いていないと偏見をもつ上司。


色々と悶々とした毎日を過ごし、フラストレーションを溜めていた中、出会った本書。

ちょっとしたことで、そのストレスから開放されることを教えてもらいました。


【目次】
第一章:「嫌なこと」に注目すればストレスや怒りがなくなる
第二章:誰からも好かれる人になるための「嫌なこと」活用法
第三章:「嫌なことノート」で仕事ができる人になる
第四章:「嫌なことノート」の書き方


■世の中「ネガティブ」だらけ

 人間は、平均すると1日に5〜6万回思考し、そのうち7割がネガティブなことを考えていると言われています。

 確かに過去を振り返ってみると、テンションが下がっている日のイベントを思い返してみると、正直ポジティブなことを考えていない(というか思い出せない)ことが多いです。
 日常の当たり前のことを思考するのが3割としてその3割の中のいくらかがポジティブだったらまだいいのかもしれません。
 が、その3割の中でほとんどポジティブなことを考えていない場合、どんどんテンションが下がっていき、むしろ「7割」がより増えていくことになっているのかなと思うこと毎日です。

 実際に嫌な事を忘れることはできません。
 ですが、ノートなどの外部記憶装置に預け、7割を一時的にも減らしていけば、最終的なポジティブな割合が増えていくのでは……と思うことしかりです。


■嫌なことを、自分に置き換えて、良いことに変換できるか?

 あなたの感じた「嫌なこと」を発見するままに書き溜めていくノートです。
  (中略)
 自分の苦手なところ、いつも気にしているところ、敏感なところなど、くっきり現れてきます。

 今の私もそうですが、フラストレーションが溜まっている中、嫌な事が多いということを感じますが、じゃあ、それが何が基準で嫌なのかということに絞っていくと、案外言葉にできないことが多いのです。
 「あの出来事は嫌だった」「あの対応はないと思う」など、個々に対しての「嫌な事なイベント」は挙げられるのですが、そのイベントなど、日常増えていきますし、過去を振り返っても星の数ほどあるわけで、そこから「本当に何が嫌なのか」というポイントを絞るには私の脳では記憶不足です。
 それを嫌なことノートに記していき、最終的に自分で分析できるようになれば、根底にある「嫌な事」を見つけ出すことができ、自分というパーソナリティを振り返ることができるのではないでしょうか。
 確かに、嫌なことをノートしてでも溜め込んでいく「目に見えるストレスの塊」としていい気持ちはしないかもしれません。
 ですが、それに向き合い、分析し、乗り越えることができれば、それは素晴らいいことではないでしょうか。


■「嫌なことノート」は自分にとっての外部記憶装置

 記憶には短期記憶と長期記憶の2種類があります。
 短期記憶は通常、約20秒で消えると言われていす。

 嫌なことを記憶しておくのは苦痛です。
 その苦痛を和らげるために、20秒と言わなくても、ある程度時間が経過するとそれすら忘れてしまいます。
 それはそれで、自分の自衛行動としてはありがたいことですが、再びその「嫌なこと」が起きないとも限りません。
 同じ嫌な事を毎日・毎週くりかえしていたらさすがの自衛本能といえ、ストレスが許容範囲を超えてしまい、倒れてしまいます。
 そこで、その嫌なことをノートに記して、一度、外に吐き出してしまう。
 そして、そのノートを読みなおし、客観的に見なおし、対策を考えることでストレスと生み出さないようにしていきたい。
 私自身、本書を読んで実勢してみると、嫌な事を思い出しつつも、それに対して、一歩離れたところから、対策を考えることができるようになりました。
 些細なことで、「言った言わない問題」に関しても、相手に対しての問題だけではなく、その前の自分の一手を対策として練ることも可能になります。
(「言った言わない問題」の一番の問題は、その時点で、自分たちが自信を持っていること。
 相手が言ったということを曲げないし、言われてないものは言われてないわけですし。お互い引けない段階で解決策を練ることはできないものです。
 それを、少し時間を経過させて対策を練ることも可能になるかと思います)


 本書には、「嫌なことノート」の書き方を1から掲載しています。
 私自身、その書き方を実践しているわけではありません。
 すべての記憶をevernoteに書きためているため、アナログノートに書いていくのは肌に合いません。
 ですが、この本書で教えてくれている「書き方」というのはあらゆるフォーマットの基礎として、それをこちらで改良することで十分糧となるテンプレートだと思います。

 毎日嫌なことを感じている方、本書を読んで、意識の改善をしてみませんか?

先日購入しましたノートPC(Lavie)ですが、この持ち歩き用に電源アダプタを購入しました。

と言っても、もともと付属で付いている電源もコンパクトで、持ち歩きには最適ではあるのですが、ちょっと興味をそそる商品があったので、ついでに購入したという感じです。

購入したのは、「innergie Plus」。
通常の電源アダプタと異なる機能としては、ACアダプタのボックス部分にUSBポートが付いている点。
これにより、iPhonePSPなどのケーブルを接続して充電ができてしまいます。


■電源を入れて充電→必要なし
 当初、私も最初に購入するまでUSBポートの増設のためだけを目的としてきました。
 私のノートPCはUSBポートの数が少ないので、充電するためだけに、マウスやテンキーなどの日常使っているデバイスを外して、利用していました。
 ですが、いざ、購入、使用してみると、もっと有用な使い方がありました。

「PCの電源を入れなくても充電できる」

 当たり前といえば当たり前のことです。
 ですが、私の中では、これこそ盲点でした。
 この仕様がすごい便利でかなり重宝しています。

iPhoneを同期とらないまでも、充電だけしたい」
「携帯やゲーム機を充電したいけど、電源が埋まっている」

 それらを一瞬のうちに解決してくれる商品に出会ってしまったわけです。

 iPhonePSP・Pocket Wi-Fi・携帯電話‥‥これだけを常に持ち歩いている私としては、PCを起動していない時でも普通に充電できることが大変ありがたい。

 iPhoneの同期には時間がかかります。たまに、同期がうまく進まずに、充電が開始されているのかもわかりません。
 ですがこのinnergieはUSBをつなぐだけで、すぐさま充電が開始されます。


 ちょっとした片手間にUSBに指すだけ、わざわざPCを起動するという作業をせずに、たった1ステップで電源が利用できます。


 なお、このACアダプタですが、色々とアダプが付いています。

 公式では16メーカーの機種で利用可能されているとのことですが、一度オフィシャルサイトにアクセスして確認してみたほうがいいかもしれません。
 公式サイトの対応機種検索はこちら

 かなり良い買い物でした。
 ぜひみなさんも使ってみてはいかがですか?

トラックボール購入しました

 いつも仕事で利用していたロジテック製のトラックボールがついに寿命がきてしまいました。
 前日までは普通に使えていたのですが、急に認識しなくなってしまいました。

 といっても、もう7〜8年利用いたので(『ロジテック』ということからも古さがにじみ出てます)、まさに大往生ですね。


 とりあえず、お疲れさまでしたと思いつつ、数日間はマウスを利用したいたのですが、やはり、トラックボールになれた体には、特に手首の負荷が大きく、あっという間に我慢の限界。
 ついに本日新しいトラックボールを購入しました。


 購入したのは「Locicool Wireless Trackball M570」。
 今まで使っていたもの後継機になります。

 前使っていたものも、一応ワイヤレスなのですが、昔はそこまでレシーバ部分には配慮がなかったのか、レシーバー部分のUSB接続のコードが邪魔(可動域は増えますが、1m近いケーブルは邪魔でしかない)。
 なおかつ受信距離が(寿命のためか)、かなりトラックボールに近づいていないと認識しないという状態。
 正直、ワイヤレスの恩恵はほとんどなく、トラックボールの数センチ手前にレシーバ部分を伸ばし、操作的にも机の美観的にもかなり煩わしさが伴っていました。

 今回のは、USBレシーバーがすごく小さく、なおかつ感度もかなり良い!


 レシーバ部分の写真。USBに取り付けるアダプタ形状です。

 机も綺麗で、仕事に向きあうもの気持ちいいいです。

 また、このトラックボールの素晴らしいところば、ボールが親指部分にあること。
 主なトラックボールは、中央にボールがあるため、中指や手のひら部分でのカーソル操作。
 クリックなどが明らかにマウスとは操作性がことなり、慣れに時間がかかります。


 ところが、このM570。握りはマウスのまま、親指でカーソル移動ができるため、マウスとさほどかわらない操作感で、たとえマウスに切り替えても全くストレスなく操作できます。
(当然、カーソル移動の際の手首の負荷とかもありません)

 この商品を出してくれたLogicoolに感謝。
 今後も、私のトラックボール人生が続きそうです。

【雑記】読書が進まない……

 どうも最近、読書が進まない……。
 というか、仕事が忙しすぎて時間があきません。

 「時間がない」のは言い訳にしかならいですね。
 まだまだ精進しないといけないです……。

 さて、と言いつつも、暇を見つけては少しずつ読書進めてます。

 今読んでいるのは、「カンブリア宮殿<特別版> 村上龍×孫正義」。
 孫さんのこれまでの経験とか考えがインタビュー形式で掲載されており、分かりやすいし、ためになります。

 今半分なので、今週中には読了できるかなぁ……。

 ひとまず、しっかり噛み締めながら読んでいきます!!

モバイルノート購入 〜軽いことは良いことだ〜

先週のことですが、モバイルノートを購入しました。

購入したのは、NEC Lavie Light BL350。

先日記載した、実家の帰省のため……というわけではないのですが、どうしてもメール処理をしないといけないこともあったので持ち帰りまして、タイミングも良かった&個人的には良い買い物だったので、ご報告です。


最近は会社への出社前と退社後に喫茶店で読書をしたり記事をまとめたりしているのですが、今まではiPadを使っていました。
たしかにiPadだけでも十分使えるのですが、web見ながらevernote開いたりとか、マルチウインドウで処理をしたいなぁということで、購入を決心。


■購入において重視したポイント

1)軽さ
 ノマドとはいわないまでも、常に持ち歩くため、軽量なPCが希望。
 (おそらく、将来的には自炊し、iPadも携帯していくと思うので)
 となると、できるだけ軽いものを……。
 ずっと私はThinkpadを使っており、今回もxシリーズが真っ先に候補に上がったのですが、iPadと同時に持つとなると、重すぎる……。
 ベストは1kg以下を目指したい。

2)解像度
 もともと会社から支給されていたノートPCもあったのですが、解像度が1024*768。外部モニタに出力しない場合、あらかたの処理が画面小さすぎて不便すぎる。
 できるだけ大きめの解像度がほしい。


■重視しなかったポイント
1)処理能力
 現状家ではデスクトップ。会社は先述のノートPCを利用しているため、処理内容はwebの閲覧・メール処理、テキスト処理くらい。Atomでも問題ないかと思っています。

2)ネット環境
 屋外で使う場合、WiMAXとか入っている機種にもしようかと思ったのですが、私自身、イーモバイルのPocketWifiをすでに持っているので、これまた問題なし。


というわけで、探してみたところ、このLavieにたどり着きました。

重視したポイントの『軽さ』に関しては、1.06kg。ちょっとオーバーですが60gの差は許容範囲。
解像度は、10.1型にも関わらず、1366*768。十分合格。



CPUは予想通りとしても、メモリが1Gと少なめなのでちょっと悩みましたが、我慢できなければ増設すればいいやと開き直り。

最終的に購入を決心。

どこで購入しようかと悩んだのですが、いくつかwebで探してみたところ、
  ・NEC通販(アウトレット品が42,000円前後)
  ・秋葉原店舗(新品39,800円ほど)
  ・秋葉原中古店(未使用品が32,000円ほど)
というわけで、迷わず中古店で購入してきました。
実際、未使用品だったので、キズ等も一切無く、問題なく使えております。


■買ってよかった
 軽い!(重さ的に)
 重さ的には全然問題なし。実家帰省で、数時間持ち歩いたりしていましたが、全然気にならない快適さでした。
 ACアダプタと一緒に持ち歩いたとしても、アダプタもかなり小型なので、ほとんど気になりません。

 また、解像度もさすが1366! かなり広くウインドウが広げられるので、満足しています。
 処理に関しても、今は若干まごつきましたが、普通の処理には問題なく動かせています。
 (スタートアップにいくつもアプリケーションを追加したり、アプリを常駐させると多少重いですが)

■買ってわかった苦しい点
 アンチウイルスが……。
 もともと私はパソコンを2台所有しておりまして、デスクトップが1台と、かなり古いノートPC(昔でいうラップトップパソコン)を利用していました。
 その2台に、マカフィー(3ライセンス版)を入れており、1ライセンス余っていたため、この3代目のネットブックにも入れよう、と。
 というわけで、同梱されているウイルスバスタークラウドを削除して、マカフィーをいれたところ、あれ? 処理が固まる……。
 起動に2分。ウインドウを開くのに30秒〜1分。
 DropboxやSugarSyncを開くと、完全に5分以上固まる状態。

 正直ネットブック自体購入するのが初めてだったので、こんなものなのか、購入したのは失敗かとも思ったのですが、一度、全部リストアして、ウイルスバスターをそのまま使ってみたところ、全然問題ない処理速度に。

 マカフィー1ライセンス分損してしまいましたが、まあ、仕方ない。


 まだ購入して、日も経っていないので、今後使用感等をみていこうかと思います。

【雑記】田舎のありがたさ

 ちょっと諸用でこの週末実家に帰省しておりました。

 そのときに撮った1枚。

 セキレイです。


 実家が田舎なので、結構広い庭があるのですが、今年に入って毎日庭に遊びにきているらしいです。
 大型種におそわれたのか、足が不自由な子ですが、器用にバランスをとって飛び回っています。
(エサをついばんでると、モズが横取りしに飛んできているので、そいつにやられたのかもしれません)


 いつもは正月くらいしか帰れないのですが、久々の夏(?)に帰省になりました。
 冬とは違い、緑が生い茂っていてすごく気持ちの良い一休み。


 こういうときに、田舎のありがたさが身にしみます。
 都会では車の音や繁華街の喧騒が深夜にまで響いていますが、こちらは夕暮れとともにカエルの声や虫の声が聞こえるだけ。時間の中で漂っている感が気持ちよかったです。

(都会だと本当に時間に流されていて、ほんと大変)

 こういう機会でしか帰れませんでしたが、今後はもっと(疲れたときとか)、家に帰ってみようかと思ったりしてます。

【書評】クラウドHacks! 〜視界が広がった〜

■目次
 1:データハック
 2:情報収集ハック
 3:ノマドワークハック
 4:クラウドタイムハック
 5:クラウドチームハック
 6:アウトプットハック
 7:クラウド手帳ハック

 書いてることは基本的なことが多め。
 ネットに興味のある方はほとんどのことを知っているかもしれません。
 でも、それら記載されているサービスをどう連携させていくかは、私はまだ完全に把握できていませんでした。

 個々が1であっても、1+1が3にも4にもなることを教えてくれる。
 まだ知らないこともいくつも残っている。
 それを教えてくれることで、より連携が深まる。

 そんな1冊。


クラウドハック?
 本書を読んで思ったことは、「これはクラウドハックじゃなくて、ノマドハックじゃないの?」ということ。
 私が本書を手に取るまで抱いた印象は「如何にクラウドコンピューティングを利用した環境を作るか」ということだったのですが、実際に読み終わったときの感想は「ノマドワークするためにはクラウドは必須の環境である。ノマドハックのための手法としての一つのクラウドハック」という感じでした。
 クラウドコンピューティングに縛られず、仕事の環境を整えることこそがクラウドハックの道、その手法をお教えしますよ的な参考書でした。


■最初の10ページで、もとがとれた(笑)
 表紙後の見開きがカラーの写真。
 著者の小山龍介氏がどんなものを持ち歩いているのかが一目で分かり、テンションがあがる。

 その後の、目次前の図解がすばらしい。 
 これを見ただけで、クラウドのノウハウが得られた気がする。
(実際には気がしただけでしたけど)

 構成自体がすばらしい。


■メタ検索
 文中にメタ検索という単語が出ているが、このメタ検索が一番難しいかも。
 というのも、私自身、クラウドに関してまだすべてが把握できてない状態だったのですが、昨今、iPhoneしかり、wiondowsしかり、クラウドに関して様々なアプリケーションを発見してしまう。
 結果、その都度、アプリを切り替えてデータをそれに登録していく。
 その結果の結果、テキストデータという1つのデータに関しても、複数のアプリに混在することに。
 最終的に、ある事象を過去から掘り起こしたいときに、evernoteにあるのか、Dropboxにあるのか、sugarsyncにあるのかが分からなくなる。

 これは、本書を読んでも解決しませんでした。
 やっぱり自分自身で解決策を模索するしかないですよね。
 「このアプリとする!」と決める前に本当にそのアプリがベストなのをきちんと調べてから決めるべし。


■忘れちゃいけないセキュリティ
 クラウドと切っても切り離せない問題「セキュリティ」。
 正直、この問題に関しては、あまり記載されてませんでした。
 これはもうあきらめろ(開き直れ)ということなのでしょうかねぇ……。
 まあ確かに、仕事で使ってたりするにあたり、メールとかもプロバイダが悪意を持てば、筒抜けなので、大げさに悩んでもしかたないことなのかもしれませんが。
 というか、セキュリティに関しては、やぱり個々人が意識をしておかないといけないことですよね。
 どんな書籍を読んでも著者に責任は負えないですし……。


■まとめ クラウド=ツールにあらず
 クラウドwebサービスを始めたツールという印象がありますが、ノマドをひとつの手段として、「業務効率の向上を目的とした『生き方』そのもの」という感想をいだきました。
 クラウドを活かす環境を作るのもクラウドハックであり、環境によって業務効率を上げるためのものがクラウドサービスある。
 結局、今まで自分自身の視界が狭かったなという意識付けをしてくれる一冊。
 クラウドハックを実践してみようという方にとってはすごく導入しやすく、分かりやすい書籍でした。